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Your search : [ author:採録 董均倫え 沙更思] Total 20 Search Results,Processed in 0.109 second(s)
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1. 找姑(チャオクウ)鸟のはなし
むかし、たいへん意地のわるいおばあさんがいました。おばあさんにはむすこと娘がいましたが、むすこは嫁をとるとまもなくひとりで遠いところへ働きにいってしまいました。おばあさんは娘にはやさしかったけれど、嫁にはこのうえもなく意地わるでした。おばあさんは娘にはいつも、「おまえ、さアさアもっとたくさんおあがり」といいますが、嫁には白い目をむけながら、「おやおや、いいかげんにしとくれ、食いつぶされちゃたまらん
Author: 採録 董均倫 え 沙更思 Year 1962 Issue 7 PDF HTML
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2. 仲秋節
いつも仕事がひけると、所帶持ちはほとんど家に帰ってしまい、おれと師匠の順(シユン)おやじだけが夜の白むころからビクやつりざおを持って、うちの炭鉱(やま)から一里ばかりはなれた柳毛河(リユウマオホー)に出かける。そこは水の青々としたきれいな川だ。おれがはじめてついていったときおやじは、「この川は広くて、魚も大きいのがいるが、ながめもよい。魚つりは、つった魚を口に入れるというより、魚つりの気分をたのし
Author: 費枝 え·沙更思 Year 1962 Issue 5 PDF HTML
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3. 三種の宝器
一四ヵ月の行軍をへて、われわれは河北(ホーペイ)省中部から、延安(イエンアン)へ到着した。その夜、第一分隊長の楊永福(ヤンユンフー)同志がきて、あしたは報告会があるから、はやくねるように、と言った。しかし、分隊長と数人の女子学生だけはねなかった。分隊長は家主のかまどで、われわれの弁当用のまっ白のマントウを蒸してくれ、女子学生たちは洗たくしたわれわれの軍服をつくろってくれていた。あしたは党中央の指導
Author: 馬国昌 え 沙更思 Year 1963 Issue 8 PDF HTML
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4. 十株のリンゴの木
尹相順(いんそうじゆん)(イン·シヤンシユン)さんは尹家河(いんかがわ)(インチヤアホー)村の軍人家族だが、リンゴを栽培しているというので、よその村まで名が知れていた。今年五十三歳。小柄で赤ら顏、ヒゲは半分白くなつているが、生まれてこのかた病氣らしい病氣をしたこともないので、背中や腰は今でも一枚板のようにしやつきりしている。息子は江南で政府の職員になつているが、解放軍にはいつて家を出てからもう十年
Author: 王安友(ワンアンユウ) 沙更思(シヤーコンスー)·絵 Year 1957 Issue 3 PDF HTML
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5. しあわせの花
むかし、むかし、あるところに村がありました。うしろには山があり、まえには川が流れて、たいそうけしきのよいところでした。村には、きれいで働きものの娘が住んでいました。畑仕事もやれば、ししゅうなどもできて、顔かたちがまたうつくしく、つぶらなひとみは、まるでお月さまのようにやわらかな光をたたえていました。そこで年寄りたちは娘をほめそやし、若者たちはなおのこと、娘をしたっていました。娘は十八になりましたが
Author: 採録 初牧 え 米谷 Year 1962 Issue 3 PDF HTML
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6. 「みこし」かっぎ
むかし、あるところに、王大(ワンター)王二(ワンアル)という二人兄弟がいました。二人は、ネコのひたいほどの土地をたがやしながら、とてもびんぼうに暮らしていました。このままではだんだん口が干上がつてゆくばかりなので、二人はよく話し合つたうえで、弟が家に残つて畑を耕し、兄の王大は、百斤豚の李(リー)と呼ばれる地主の屋敷へいつて作男になることにしました。王大は百斤豚の李の屋敷へきて、まい年のかせぎに銀を
Author: 採録 歌晨 え 李玉紅 Year 1961 Issue 8 PDF HTML
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7. トラと七人の娘
お山の中腹に、ミヤオ(苗)族のおばあさんがおりました。おばあさんには、花のように美しい七人の娘がありました。娘たちは、まるで下界にまいおりた天女のようにきれいでした。ある日、おばあさんは、親せきをたずねようと思いたち、出かけるまえに、七人の娘に、くれぐれも言いのこしておきました。「ねえ、娘たちや。あたしはしばらくおまえたちのおばあさんの家へ行つてきます。山にはトラやオオカミがたくさんいるのだから、
Author: 採録 謝馨藻 え 李玉紅 Year 1961 Issue 9 PDF HTML
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8. チワンのお日さま
むかしむかし、おおむかしのことじや。わしらチワンの部落のものもお日さまがあることは知つておつた。お日さまはまい朝東の空からさしのぼることも知つておつた。そして、この世のなかのありとあらゆるものがお日さまのめぐみをうけて栄えゆくということも、ようわかつていた。ところが、そのじぶんのお日さまの光は、どういうわけかチワンの部落までとどかなかつたのじや!そのじぶん、わしらの部落は、昼ひなかでもやみ夜のよう
Author: 採録 布英 え 畢克官 Year 1961 Issue 10 PDF HTML
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9. ナスレチン·アバンチの物語
ナスレチン·アバンチの物語は、新疆(シンチヤン)ウイグル族の人びとが口ぐちに語りつたえる民間の伝説ですが、似かよつた物語は、ウズベクやカザフなど新疆の他の兄弟民族のあいだにも広く伝わつています。ここにはそのなかのごくいちぶをえらびました。
Author: 採録 趙世傑 え 米谷 Year 1961 Issue 11 PDF HTML
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10. 鶏叫岩(チーチヤオイエン)
湖南(フーナン)省の新化(シンホワ))県に、鶏叫岩(チーチヤオイエン)というところがある。この地名は、今から千年ばかりまえ、黄巣(ホワンチアオ)が農民をひきいて時の政府に反旗をひるがえした頃につけられたもので、つぎのような言い伝えが残つている。黄巣が一旗あげたのは、もつぱら世の悪人をこらしめるためだつた。だから人をやつつける場合も黄巣は行つたさきざきの事情をよくしらべたうえでないと、けつして手を下
Author: 採録 鄔朝祝 え 畢克官 Year 1961 Issue 12 PDF HTML